主な委員会活動ご紹介
委員会名称 活動内容
医療サービス改善委員会 医療機能評価においても、「療養環境と患者サービス」という項目でまとめられている重要なものです。取り組み対象は種々ありますが、当院の委員会では下記の項目について検討し、取り組んでいます。
【1】接遇と案内
◇受付や案内などの応対に配慮されている
◇言葉づかいや身だしなみが適切である
◇接遇教育が行われている
◇職員は名札を着用している
◇診療担当医師、各部門責任者が明示されている
◇外来者の案内に配慮している
◇案内・掲示物がわかりやすく配慮されている
◇外来待ち時間短縮に努力し、待つことの苦痛軽減にも配慮がある
【2】患者・家族の意見の尊重
◇意見や苦情を聞くため、ご意見箱が設置されている
◇希望、意見や苦情に対処している
◇患者満足度調査を定期的に行っている
【3】利便性とバリアフリー
◇病院へのアクセスを配慮している
◇売店がある
◇電話設置場所、台数、携帯電話使用のルールがある
【4】快適な療養環境
◇院内の観葉植物、絵画などのインテリア
【5】広報活動
◇広報誌の発行など
褥瘡対策委員会 当院に入院中および在宅の患者さまの褥瘡(床ずれ)の予防と治療に対し、職員への知識や技術の指導・助言、部署全体における褥瘡対策の推進と管理、評価を行なっています。褥瘡対策に欠かせない体圧分散マット等の採用も、この褥瘡対策委員会の活動から生まれました。
身体拘束適正化検討委員会 治療上、身体抑制せざるを得ない場合がありますが、本当に代替する方法はないのかを真剣に検討することが求められています。「仕方がない」「どうしようもない」と見過ごされてきたのではないかという観点に立ち、症例ごとにその必要性を改めて見直し、廃止していく時期についても検討を行います。
NST委員会 栄養管理を個々の症例や各疾患治療に応じて適切に実施することをNutrition Support(栄養サポート)と言い、NSTはこの栄養サポートを、職種の壁を超えて実践するTeam(チーム)、「栄養サポートチーム」のことです。
栄養状態が悪いと、免疫力が落ちて感染症や合併症の頻度が増えたり、病気の治癒が遅れたり、褥瘡(床ずれ)が出来やすくなったりすることが知られています。当院では医師をはじめ、薬剤師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、リハビリスタッフがチームを組み、適切な栄養管理をすることによって、感染症や合併症、褥瘡(床ずれ)の頻度を減らし、病気も治りやすくして入院期間の短縮化につなげるなど、栄養管理の角度から、より質の高い医療を提供することを目的として活動しています。
医療安全管理委員会
患者さまの安心・安全を守るため、職員が危険を未然に防ぐ意識を高く持つことは不可欠の課題です。医療行為やケア提供の際などで発生した、あるいは発生しそうになった〝ヒヤリハット〟の事例など、各部署より報告されたインシデント報告書を分析して対応策を検討し、実践につなげています。
インシデント報告書(例)
最新のインシデント報告書はこちら(PDF)
報告事例数は、年間、病床数の5倍程度が基準ですが、当院ではよりきめ細かく留意して取り組み、基準数の約4倍にあたるインシデント報告を行い、医療行為やケアに伴う、さまざまな危険の未然防止に対応しています。
院内感染対策委員会 院内感染対策委員会では、各病棟入院患者さまの微生物学的検査を臨床検査科でまとめ、週1回、各病棟へフィードバックしている「感染情報レポート」をもとに、入院患者さまの各種細菌の検出状況や、薬剤感受性成績のパターンについて検討しています。また、カテーテル挿入など感染しやすい状況にある患者さまの「感染症サーベイランス」についても検証します。
院内感染防止対策として、全職員に手洗い・うがいの励行、感染対策の消毒方法についての最新情報を収集し、職員教育を行います。
両立支援推進委員会

当院では、「育児や介護と仕事の両立があたりまえの職場風土」づくりに向け、勤務に合わせられる24時間体制の院内託児所をはじめ、育児休業制度や職場復帰しやすい環境整備など「ワーク・ライフ・バランス」を推進しています。これらの制度を浸透させ、さらに利用しやすいものにできるよう、両立支援相談窓口を設け、個別の相談にも対応しています。